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12.閉会挨拶 無教会全国集会準備委員会 副議長 小舘 美彦
最初にもう一度『カラマーゾフの兄弟』からゾシマ長老の言葉を朗読させていただきます。「必要なのは小さな一粒の種子なのです。それを民衆の魂に投げ込んでやればよい。それは死ぬことなく一生涯その魂の中で生き続ける。罪業の暗黒の中、罪業の悪臭のただ中にあっても、明かるい一点、大いなる警告として魂の中に潜み続けるであろう。」何度読んでも感動させられる言葉です。今回は本当に素晴らしい主題講演と聖書講話をいただきました。主題講演は実に壮大な話で、世界全土を見渡し、あらゆる分野を見渡し、全歴史を見渡し、そうしたうえで私たちが破局寸前にあるということを、しかしそこにこそ希望があるのだということを指し示してくださいました。他方聖書講話は魂の奥深くへ潜っていく、深い話でした。そして深く潜っていったところにある真実、神と人格的関係、神との信頼関係、ここにこそ希望があるのだと話してくださいました。主題講演で投げかけられた疑問(破局の名での希望とは何か)にまさしく答えてくださったような話であったと思います。 しかし、この二つの話よりも私をもっと感動させたことがあります。それは分科会の話し合いの中でSeさんが「無教会の岩盤支持層が育ちつつあるじゃないですか」とおっしゃられたことです。今回の全国集会ではまさしく無教会の岩盤支持層が育ちつつあることを実感させられました。そうです。今回話をしてくださった近藤風人さん、千葉 雄さん、土屋真穂さん、上村篤子さん。この方々はみな、私たち無教会の者が種を蒔いて育った若者たちなのです。誰かが育てたのではありません。パウロが育てたのでも、アポロが育てたのでも、特定の誰かが育てたのでもない。私たちがそれぞれにいろいろなところで種を蒔いてその種が芽吹いて、育ってこのように花を咲かせているわけです。ゾシマ長老の言葉の通りではありませんか。今日は本当に希望を、破局の中の希望をいただいた気がし、心より感動した次第です。 お話をしてくださった方、演奏してくださった方、そしてそれらを裏で支えてくださった方、この会のために祈ってくださった方、本当にどうもありがとうございました。また長きにわたって参加してくださった皆様、ありがとうございました。 ![]() |