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讃美歌「また会う日まで」
(日本讃美歌405番、韓国讃美歌222番)について
準備委員会では、会の最後の讃美歌「また会う日まで」を、1番は韓国語で、2番は日本語で、3番はお互いの言葉で歌おうということに決めた。決めたのはよかったが、いくつかの問題があった。「また会う日まで」は韓国讃美歌では222番であり、日本讃美歌では405番であるが、音符の並びが多少違うのである。また歌詞が違っていた。奏楽をご担当下さった土屋真穂さんはオルガンの専門家である。日韓青年友和の会の古川京子さんは韓国語の先生をしておられる。私を含めた3人はメールで相談し合った。韓国の楽譜を使用することがよいことを土屋さんが推奨したので、そのようにした。韓国語歌詞の翻訳は古川さんがしてくださった。韓国語の歌詞で歌うところは韓国語讃美歌の歌詞で、日本語で歌うところは日本語讃美歌の歌詞を使用することにした。韓国語と日本語の歌詞を併せた楽譜は、土屋さんが楽譜作成のソフトで特別に作成してくださった。画期的で素晴らしい楽譜が出来上がった。
当日の閉会時に、この讃美歌を皆で歌った。参加者の方々の声がうねりのように、今井館聖書講堂に響きわたった。「ああ、よかった」と思った。この「また会う日まで」は、韓日の無教会人の、主にある交わりを形にした、画期的な試みであったと思っている。またいつの日か、この楽譜が使用されることを期待している。 (荒井克浩) ![]() |